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3月, 2018の投稿を表示しています

南竿|北海坑道(台湾・連江県南竿郷)

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続いてはこちら大漢拠点の近くにある北海坑道に戻ってきました。 北海坑道は船舶を停泊させるために用いられた坑道で、完成までに820日あまりの時間を費やし完成しました。 実は大漢拠点に行った時立ち寄ってみたのですが、丁度満潮で水かさが高いとのことで中に入れなかったので別の場所を目指しました。 周りにある砲は日本製だそうです、昭和18年のものがまだこうして残っているんですね!! 対岸にはインディアンの顔の形をした岩があります、これは結構似ていたので写真に収めました。 入口はこの後ろにあります、分かりずらいですね!! 北海坑道は入るには注意が必要ですよ、潮の満ち引きの時間によって入る事が出来ないので時間を注意して下さいね。 入口から真っ直ぐ延びる坑道、この先がお目当ての場所です!! 掘削当時の様子が再現されています。  北海坑道入口 中では船に乗る事も出来ます。(別途料金がかかります) 見学は時計回りに順路に沿って見学です、とは言っても一方通行ですので分かり易いかと思います。 岩肌が黒ずんでいる部分が満潮時の水位の高さの目安になります、歩道を超える高さまで水が上がって来ていることがわかります。 しかしながら、この坑道の幅、広さには驚きです。高さ18ⅿ、幅10ⅿもの大きさを誇る坑道の掘削にはかなりの人員を要したことでしょうね。 歩道は濡れているところがほとんどで、泥が堆積しているところもあるので歩く際には注意して下さいね!!   井桁の形をした坑道はどの角度から見ても飽きが来ませんね。 上向きに開いている開口部、何処に繋がっているか気になります。 海へと繋がる出入口、今となっては閉ざされてしまっています。 外から見た出入口、外から見ただけでは中にこんなにも大きな空間が広がっているなんて想像できませんね。 先程言い忘れましたが、船には船頭さんが漕いでくれるタイプと自分で漕ぐタイプの2種類あります。 全長700Ⅿの歩道もここで終わりです、かなり大きな坑道に圧倒されながら歩いてきましたが、あっという間に時間が過ぎていました。

南竿|大砲連(台湾・連江県南竿郷)

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続いてはこちら大砲連に入って行きたいと思います。 左側の建物で衛兵に見学したいと申し出て個人情報を登録し、写真撮影等の注意事項を聞いてからから中に入ることが出来ます、坂道の先にお目当ての場所があります。  坂道を少し下った左手に小さな展示場所があります。 240㎜砲は1944年-1945年にアメリカで製造されたもので、ここにある240㎜方は1959年(民国48年)にアメリカから提供されたものです。スペックは、射程約23km、発射速度30発/時となっています。 対象物がないので実感しにくいですが実物はかなり大きいです、タイヤだけでも人一人分(約140~150㎝)ぐらいの高さがあります。 さて、階段を下ってお目当ての場所に行きたいと思います。 近くで見ると迫力ありますね!!! 木々に覆われた場所に置かれている240㎜砲で、1996年12月11日の発射を最後に今もになお現役で活躍しているとは驚きです。 開放時間:毎日AM8:30-11:30、PM14:00-17:00 ※中華民国身分証を所持している方のみ ※此方は地図には載っていなかったので、今回記事には位置情報はありませんご了承下さい。

南竿|雲台山(台湾・連江県南竿郷)

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続いて第三スポットは雲台山です、この山は南竿島では一番高い場所になります、標高は248ⅿで辺りを一望できるいいスポットです。 口コミでは景色が望めると書いてあったので、人はいるもんだと思っていたのですが…駐車場も展望台も誰もいませんでした。 此方は、資料館なのですが行った時は丁度リフォーム中で中には入る事はできませんでした。(写真左側は撮影禁止の標識があったので、こんな画角になってしまいました。) ここからは馬祖列島が一望できる他、天気のいい日には中国大陸も望む事が出来るそうですよ!! この日の天気は少し残念、もっと澄んだ日に来れればもっと遠くまで見渡せたと思います。

南竿|大漢拠点(台湾・連江県南竿郷)

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久しぶりに長らく更新を停止していた連江県特集に戻りたいと思います。今回紹介する場所は南竿島の二つ目のスポット大漢拠点です。   大漢拠点の入口は旅客センターの更に先を曲がったところにあります。 天井にはLEDが張り巡らされていて明るさは十分です。 断面図はこちら、大漢拠点は3層構造になっていて最下層には90㎜高射砲が4門、 守機室、中山室等があり、中階層には生活空間、最上部には軍部という設計になっています。 一番奥の4番砲から見学していきたいと思います。 途中には守機室、中山室などがあり、中には当時の写真などが展示されています。この日の湿度が高かったのか、それともいつもこうなのかわからなかったのですが、天井はこのあり様で雫が滴り落ちていました。床は濡れていて、少し滑りやすいので注意してくださいね。 4砲 4砲の射撃範囲は靴礁(3400yd)、北泉礁(5700yd)、瀏泉礁(7500yd)となっています。 90㎜高射砲のスペックはこんな感じです。 右側の赤文字は注意書きでしょうかね、「見えなかったら打つな、狙いが定まらないなら打つな、当たらないなら打つな」と書かれていました。 4砲から見る坑道、一直線に掘り進められています。 3砲 3砲の射撃範囲は北泉礁(5700yd)、瀏泉礁(7500yd)となっています。 2砲(※写真あってるかわからないのでご了承お願いします。) 2砲の射撃範囲は北泉礁(5700yd)、瀏泉礁(7500yd)、莒光(11000yd)となっています。 1砲 1砲の射撃範囲は莒光(11000yd)閩江口(15000yd)となっていました。4門ある90㎜高射砲で閩江口から靴礁までの範囲をカバーしていたそうです。 1砲の端には階段が設けられていてここから上に行く事が出来ました。上まで続く上り階段は少し長めですよ… 階段を上がり終えると途中幾つかの古びた軍営群を目にすることが出来ます。 この道を真っ直ぐ抜けると、旅客サービスセンターの真正面に繋がっています。